フランクフルトで見た、ものづくりの今とこれから
4月にドイツ・フランクフルトで開催された、世界最大級の国際アパレル機器・繊維加工見本市「TEXPROCESS(テックスプロセス)」に参加しました。
同時開催の「TECHTEXTIL(テクテキスタイル)」を含め、会場は連日かなりの賑わいを見せていました。
世界中からプロフェッショナルが集まり、まさに“業界の今”を肌で感じられる貴重な4日間。今回は、現地で見てきた最新トレンドや、ナオモトブースでの反響をレポートします。

TEXPROCESSとTECHTEXTILは、繊維・衣料加工分野において世界で最も影響力のある展示会の一つです。
今回は約1,700社が出展し、来場者は約36,000人。とにかく会場が広く、熱気がすごい!歩いているだけで多種多様な言語が飛び交い、「これぞ海外展示会」というダイナミズムを強く感じました。
ヨーロッパ諸国はもちろん、インド、パキスタン、バングラデッシュといったアジア圏、そして南北アメリカ大陸など、普段なかなか一度にお会いすることが難しい地域の方々と直接対面で対話できたことは、大きな収穫でした。
やはり現地に行くことは大切です。
今回のナオモトブースでは、アイロン、ボイラー、仕上げ台など、用途に合わせた幅広いラインナップを展示しました。
中でも多くのお客様が足を止めてくださったのが、「IoT対応ソフトウェア」を活用した設備のデモ展示です。
各マシンの電気消費量や生産性データを大型モニターにリアルタイムで表示し、稼働状況が一目で分かるようにしました。。単に製品のスペックを見せるだけでなく、導入することで「お客様の現場がどう変わるのか」「どんなメリットがあるのか」を具体的にお伝えできる展示となりました。

ブースを訪れた方々とお話しする中で改めて実感したのは、「ナオモト製品の品質」に対する信頼です。
一方で、導入に際しては「価格」も重要な要素。今回はイニシャルコストだけでなく、省エネ性能によるランニングコストの低減など、トータルでのメリットを丁寧にご案内しました。
また、「より生産性を高めたい」「人手不足を補う省力化を進めたい」「ソフト面をもっと強化してほしい」といった前向きなご要望もたくさんいただきました。これらの貴重な声は、次なる製品開発への大きなヒントとして、お客様に新しい製品としてお返しできるようにしていきたいと考えています。
展示会全体を振り返ると、どの企業も以下の4点に注力しているのが印象的でした。
単に「新しい機能」を追うだけでなく、「誰でも簡単に操作できるか」「メンテナンスしやすいか」「現場のムダをどれだけ減らせるか」という、実用的な視点での工夫が凝らされていました。
また、TECHTEXTIL側ではバイオマス素材を使った生地なども目立っており、環境意識の高まりも顕著です。世界的なエネルギーコストや人件費の高騰を背景に、これからは「性能の良さ」に加え、「いかに効率よく、地球に優しく使えるか」がますます重要になると確信しました。
TEXPROCESS 2026は、世界のものづくりの“今”を体感できる、非常に充実した機会となりました。
多くの出会いから得た刺激とヒントを活かし、これからもお客様に寄り添い、喜んでいただける製品づくり・ご提案を続けてまいります。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
海外部 中村