製品技術コラム

2026.09.15
  • 縫製機器・クリーニング機器

プロ必須、アイロン仕上台

プロ用のアイロン仕上台は、単なるアイロン台ではなく、バキューム機能を備えた仕上げ設備です。アイロンでスチームを当てた後、台の内部から空気を吸引し、生地に含まれる蒸気や水分をすばやく排出します。

吸引によって衣類や布地が台に固定されるため、アイロンを動かしている間に生地がずれにくくなります。特に厚手の素材では、シワの位置が移動したり、形が変わったりするのを抑えながら作業できます。

スチームを繊維に残さず一気に吸引。

スチームを当てた直後に吸引して生地を冷却・乾燥させることも重要です。
生地に水分や熱が残ったままだと、時間が経ってからシワが戻ることがありますが、吸引によって蒸気を取り除くことで、パリッとした状態を保ちやすくなります。
これが、家庭でのアイロン掛けとクリーニング店の仕上がりの違いにつながる大きな要素です。

仕上げだけでなく、縫製の時にも重要です。
縫製では、ミシンで縫う工程だけでなく、縫った部分をアイロンで整える工程が重要です。縫い代を開く、折り目をつける、襟や袖などの形を整えるといった作業を正確に行うことで、衣服全体の見た目が整い、完成度が高まります。そのため、アイロン仕上台は縫製においてミシンと同じくらい重要な道具とされています。

縫製では、布の形を一度整えた後、その状態を保ったまま次の工程へ進む必要があります。吸引機能は、スチームを素早く台の内部へ抜き、生地を冷却・乾燥させます。熱や湿気が残った状態では生地の形が戻りやすいのに対し、吸引によって水分を取り除くことで、縫い目や折り目、立体的な形を定着させやすくなります。

たとえば、縫い代を開く作業では、左右の布を正しい位置に保ちながらプレスできます。折り目をつける作業では、線がずれにくくなります。さらに、衣服のパーツを立体的に整える場合にも、生地を台に固定してスチームを抜くことで、狙った形を保ちやすくなります。

吸引機能は、厚手の生地を扱う場合にも有効です。厚い布はアイロンを掛ける際に動きやすく、シワの位置がずれたり、形が変わったりしやすい傾向があります。仕上台で生地を保持することで、こうしたずれや型崩れを抑えながら作業できます。

ナオモトでは、展示会で様々なアイロン仕上台を展示実演しています。
展示会の機会に、ぜひご体験ください。